ダウ理論の解説と活用法では、FXなどにおけるダウ理論の活用法やダウ理論の基本的な解説をしています。
FXの理論の中で、最も基本的であり代表的な理論にダウ理論があります。ダウ理論自体は詳しく知らなくても、テレビのニュースで「ダウ平均株価」や「NYダウ」という言葉は耳にしたことがある人は多くいるでしょう。これは、ダウ理論のダウと同じです。ダウ理論とは、19世紀の経済学者チャールズ・ヘンリー・ダウが提唱した理論で、彼のニューヨーク証券取引所での経験から生まれました。ダウ理論は市場の値動きについての理論で、チャールズ・ダウは「株価はすべての事象を織り込む」と提唱しました。一言で言うならダウ理論は、常に変動し続ける市場価格がその後どのようになっていくかを予想するための理論です。ダウ理論の特徴は、どのような市場の状況も、すべては平均に含まれるという点です。需要も供給も、それらに影響を与えるものは自然災害などの予測不可能なものであったとしても、リアルタイムに市場の価格に反映されるということです。ダウ理論は6つの基本法則から成り立っており、現在でもFXで利用されるテクニカル分析の基礎となっています。
ダウ理論には、6つの基本原則があります。まずは、「平均はすべての事象を織り込む」ということです。これは、需要と供給、またそれに影響を与えるすべてのものは市場価格に即座に反映されるということです。続いて、ダウ理論の基本的な用語に「トレンド」があります。これは「市場の方向性」ともいえ、市場が上がっているのか下がっているのかを分析するときにダウ理論で使用する用語です。また、ダウ理論では市場価格の平均は一つの通貨の動きだけではなく、いくつかの平均が同じ動きを示したとき、本格的に市場の変動がおこるとしました。そしてトレンドの兆候をつかむためには、平均値による兆候と出来高が重要だと、ダウ理論では提唱しています。そして、ダウ理論の中でも重要な考え方となるのが、「一度上昇し始めたトレンドは、それを反転させる事象がない限り、上昇し続ける」ということです。これは下降についても同様です。つまりダウ理論を利用すれば、反転させるような事象や兆候が見分けられるならトレンドを適切に予測できるということにつながるといえるのです。
本来ダウ理論とは、「NYダウ」や「ダウ平均株価」といわれているように、景気を表す指標のための理論が、株式市場に応用された考え方でした。ただその考え方は非常に広範的に当てはまるものだったので、FXでも取り入れられることが出来ます。ダウ理論には6つの基本原則がありますが、その中で知っておくと役立つ理論の一つに、「最高値と最低値が連続して上昇するときは上昇トレンドとなり、連続して下降するときは下降トレンドとなる」というものがあります。つまりダウ理論では、例えば最安値が前回の最安値よりも上昇している時は上昇が続いていき、逆に最高値が前回の最高値よりも下降している時は下降トレンドが続いていくといえるわけです。そのためダウ理論を利用すれば、上昇トレンドにあるとき、前回の最高値を越えたポイントが買いのポイントになるということです。逆も同様です。ただしダウ理論は、上昇トレンドで最安値が前回の最安値を上回っていたとしても、その前の最高値を上回っていないと適用されないので、気をつけなければなりません。